ジュニアドクター育成塾とは?
ジュニアドクター育成塾は、文部科学省所管の科学技術振興機構(JST)が行っている事業です。将来の科学技術を先導する人材の育成に向けて、理系の優れた能力を秘めた児童・生徒を発掘し、その能力を育てるための取り組みを行っています。
舞鶴高専は、令和元年度より、全国の教育機関の中からこの取り組みに採択されました。舞鶴高専では、才能を開花させる機会を待っている北近畿地方の小中学生たちに、科学技術との触れ合いや、さらに高度な研究課題への取り組みの機会を提供することで、未来の科学技術ハカセとなるお手伝いをします。

プログラムの紹介
育成プログラムは二段階に分かれています。
受講1年目の第一段階プログラムは、約40名の受講生を対象に実施します。第一段階の取り組みを修了した受講生の中から、特に優秀な受講生を約10名選抜して、受講2年目より第二段階プログラムを実施します。

約40名の受講生を対象に実施
第一段階を修了した受講生から10名を選抜し実施
第一段階プログラム(令和2年度に実施)
第一段階の教育プログラムでは、基礎学習や発展学習、科学に関する講演や施設見学などを通して、理学・工学の様々な分野について学習し、自然現象に対する優れた観察力、幅広い分野への関心と論理的思考力、表現力の伸長を目指していきます。
第二段階プログラム(令和3年度に実施)
第二段階の教育プログラムでは、研究室配属によって興味のある分野の研究を行い、研究成果の発表や、コンテスト参加などをめざします。また、海外からの留学生との交流の機会を持つことで、多様な感性と国際感覚を養います。

令和2年度 第一段階プログラム内容(予定)
日時や内容が変更となることもありますのでご了承ください。また、感染症対策のため当面はWeb授業で実施します。
回 | 実施予定日 | 講座名 | 内容 |
---|---|---|---|
1 | 8/10(月・祝) | 入塾式 | 入塾式・オリエンテーション |
基礎講座 (1回目) |
簡単な工作や実習を通して、精密測定器具の仕組みや測定値の扱い、有効数字など、必要な基礎知識を学ぶ。 | ||
2 | 8/23(日) | 基礎講座 (2回目) |
簡単な工作や、プログラミングの実習を通して、物理量の間接測定、プログラミングの基礎などについて学ぶ。 |
3 | 9/13(日) | 課題学習 (1回目) |
テーマの異なる2コース(A、B)に分かれて、全6回で課題解決型の学習を行う。
Aコース.テーマ①「設計」:製図について学習し、輪ゴムを利用したロケットのアイデアを考えて図面を作成し、工作を行う。 Bコース. テーマ①「AI・IoT」:IoT技術を学び、プログラミングを用いて身近な課題の解決のための開発を行う。 ※受講生の希望調査によりコース分けを行いますが、希望者多数の場合はご希望に添えない場合もあります。 |
4 | 9/20 (日) | 課題学習 (2回目) |
テーマの異なるコース(A、B)に分かれて、課題解決型の学習を6回行う。(2回目) |
5 | 9/27 (日) | 課題学習 (3回目) |
テーマの異なるコース(A、B)に分かれて、課題解決型の学習を6回行う。(3回目) |
6 | 10/10(土) | 課題学習 (4回目) |
テーマの異なるコース(A、B)に分かれて、課題解決型の学習を6回行う。(4回目) |
7 | 10/25(日) | 課題学習 (5回目) |
テーマの異なるコース(A、B)に分かれて、課題解決型の学習を6回行う。(5回目) |
8 | 11/3(火・祝) | 課題学習 (6回目) |
テーマの異なるコース(A、B)に分かれて、課題解決型の学習を6回行う。(6回目) |
9 | 11/15 (日) | 特別講義 | 招待講演、研究者倫理の講義を通して、研究に取り組むための心構えなどを学ぶ。 |
10 | 11/28(土) | 留学生交流会・成果発表会準備 | 留学生との交流と、成果発表会の発表準備を行う。 |
11 | 12/20(日) | 成果報告会 修了式 |
本プログラムで学習したことと、これから研究してみたいことを各自がまとめ、発表を行う。 |