令和3年度ジュニアドクター育成塾の第8回、第9回の講座を実施しました
11月20日(土)、11月27日(土)に、令和3年度ジュニアドクター育成塾の第8回、第9回の講座を舞鶴高専で実施しました。第8回では、研究者倫理の講義と総合的学習(防災)の講座を、第9回では留学生との異文化交流、総合的学習(エネルギー)の講座、第一段階の最後に行う成果発表会の説明を行いました。
11月20日(土)は、まず、舞鶴高専名誉教授 金山光一先生による倫理の講義を行いました。研究者倫理は、ジュニアドクター育成塾の取組で必ず取り入れなければならない講義になります。研究者が行ってはいけないこと、行った方が良いこと、気を付けなければならないことなどを学習し、学んだ内容を判断シートで確認しました。
後半は、様々な分野に関わるテーマのうち、「防災」について学ぶ総合的学習を実施しました。今回は、原子力防災について学習するために、まず、「発電」と「放射線」について学習し、その後、原子力災害から身を守るために必要なことを学びました。最後に、簡易測定器を用いて、身のまわりの空間放射線量の測定を行いました。
講座の終了後、受講生達からは、「放射線はいい使い道も悪いところもあることを知ることができた」、「研究者のルールでは意外なものもあり楽しかった」、「研究者倫理も防災も、クイズみたいに自分で考えるところがあって楽しかった」などの感想が寄せられました。
11月27日(土)には、留学生との異文化交流を行いました。舞鶴高専に在籍しているモンゴルからの留学生2名、マレーシアからの留学生1名に、母国について紹介してもらった後、白地図でそれぞれの国の場所を確認したり、質問を行ったりしながら、留学生達との交流を行いました。
また、「エネルギー」をテーマとする総合的学習も行いました。まず、エネルギーとは何かということや、エネルギーの種類について学んだ後、熱エネルギーから力学的エネルギーへの変換について学習し、熱エネルギーから力学的エネルギーへの変換の一例としてスターリングエンジンの製作を行いました。
さらに、この回では、第一段階の最後に行う成果発表会についての説明も行い、受講生達には、学生メンターのサポートのもとで、自分の発表する内容について考えてもらいました。
今年度の第一段階プログラムも、残すところあと2回となりました。今後は、12月5日(日)に、九州大学の山本薫先生を講師に招いて、招待講演「ロボットやドローンの制御と自動操縦」を行います。招待講演の後は、成果発表会の準備も行う予定です。12月18日(土)には、第一段階の集大成となる成果発表会を開催します。