令和3年度ジュニアドクター育成塾の課題学習(前半)の講座を実施しました
10月2日(土)、10月16日(土)に、令和3年度ジュニアドクター育成塾の第4回、第5回の講座を舞鶴高専で実施しました。2つのコースに分かれて行う課題学習の前半のテーマを、2回にわたって実施しました。
Aコースの前半のテーマは「設計」です。このテーマでは、輪ゴム一本で、なるべく重いものを高く飛ばすことを目指してロケットの作製を行い、スコア(ロケットの質量[グラム]×飛んだ高さ[センチメートル])を競うコンテストを実施します。10月2日(土)は、まず、受講生達に輪ゴムロケット作製のルールを説明しました。その後、受講生達は、各自で工作のアイデアシートを記入しながら、こちらで用意した工作材料(輪ゴム、紙コップ、厚紙、割りばし、ストロー、ナット等)を利用して、ロケットの試作品を作製しました。
課題学習1回目の講座の終了時には、多くの受講生がロケットの試作品を完成させて、さらに改良するための試行錯誤を繰り返していました。
課題学習2回目の10月16日(土)には、それぞれが自宅で改良を重ねて完成させた、コンテスト用のロケットを持参し、ロケットを飛ばすコンテストを実施しました。
競技では、それぞれが3回ほどトライして一番高く飛んだ数値を記録し、スコア(ロケットの質量×飛んだ高さ)を競いました。
コンテストの終了後は、一人ずつ、作製に苦労したところ、自分の作品の良いと思うところなど、作品紹介を行いました。それぞれの発表に対して、メンターの学生達や受講生からアドバイスや意見が活発に出されて、良い発表の機会となりました。
講座の終了後、Aコースの受講生達からは、「みんな全然違う形のロケットで、色々なスコアが出てとても楽しかった」、「高く飛んでいる人にアドバイスや工夫点が聞けて良かった」、「メンターさんからたくさんコメントをもらえて良かった」などの感想が寄せられました。
Bコースの前半のテーマは「建築」です。2回にわたって、「線と面で作る『小さな建築』」に取り組みます。課題学習1回目の10月2日(土)は、まず、「線でつくる建築」、「面でつくる建築」について学び、模型づくりと図面の作製の手順についても学習しました。その後、木材や工作用シートを利用して、「線でつくる建築」の模型を作製し、線の生み出す効果について考察してもらいました。
課題学習2回目の10月16日(土)は、「線と面で作る『小さな建築』」に、さらに「ちょっと休憩」というテーマを取り入れ、それぞれが自由な発想で模型を作製しました。模型の完成後は、4人ほどのグループで自分の作品を紹介し、作製した模型の図面(平面図、立面図)を描く作業も行いました。
講座の終了後、Bコースの受講生達からは、「他の人の模型から、自分に無い発想をたくさん知ることができた」、「計算もしないといけなかったけれど、メンターの方がたくさん話しかけてくれて、楽しくできたので良かった」、「自分の考えたものを形にしていくのはとても面白いと思った」などの感想が寄せられました。
次回の講座は10月23日(土)に実施します。次回からは、課題学習の後半のテーマが始まります。