第8回目の講座を実施しました

ロボットコースは11月17日(日)、設計コース、AI・IoTコース、建築・防災コースは11月23日(土)に、ジュニアドクター育成塾の第8回目の講座を実施しました。今回は全3回で実施する課題学習の最終日のため、それぞれのコースで白熱したコンテストや発表会が行われました。

 

設計コースの課題学習では、輪ゴムを使ったロケットを設計し、なるべく重いものを高く飛ばすコンテストを行いました。第3回目は、前回の試作やアイデアをもとに作成した「輪ゴムロケット」のコンテストを実施しました。良いスコア(「飛び上がった高さ×質量」の数値)が出るように何度もチャレンジする受講生も居て、とても楽しいコンテストになりました。
授業の最後には図面の学習のまとめとして、組立図を見ながら記念品を工作することに取り組みました。

 

AI・IoTコースの課題学習では、MESHを使ったプログラミングとIoT体験を行いました。第3回目では、Amazon AlexaとMESHを連携したものを紹介しました。その後、MESHを使って「IoTを使った少し便利な生活」をキーワードに、今回の課題学習の集大成として、オリジナルのIoT作品を作り上げました。中にはSiriのようなAIを再現するものや、道に迷った時のお助けグッズなど、非常に面白い作品が生まれました。

 

ロボットコースの課題学習では、LEGOロボットが障害物を乗り越えながら、コース上に落ちているアイテムを集め、ゴールまで運ぶという競技課題を行いました。第3回目は、これまでの成果を発揮して競技を実施しました。どのようにアイテムを拾う機構にするかなど、様々なアイデアや創意工夫が行われたロボットが登場し、白熱した競技となりました。思い通りにいかず悔しさの残るチームもあったかもしれませんが、次の学びにつなげて欲しいと思います。

 

建築・防災コースの課題学習の第3回目は、“水をきれいにする試み”という課題に取り組みました。今回は、汚れた水の再生(処理)をテーマとし、人工的に作られた排水(繊維質、粘土鉱物、墨汁、インクの混合液)を、限られた材料、器具と手法で、きれいな元の水に再生する実験に取り組んでもらいました。この課題では、自ら考えるプロセスを重視するため、初めにスライドで処理法の概要を説明し、あとは最小限のアドバイスのみにとどめました。受講生の皆さんは、あれこれと手を動かし、記録を取りながら試行錯誤を繰り返し、全員が元の水質レベル程度にまで再生(処理)することに成功しました。さらに、水の再生に成功した後も、もっと良い方法が無いかと模索を続けていて、皆さんの熱意が伝わってきました。

 

次回は12月7日に、大阪工業大学の真貝寿明教授を講師に招き、招待講演「ブラックホールを見る、ブラックホールを聴く」を行います。招待講演の後は、研究者倫理の講義、第一段階の最終回に向けた発表準備も行う予定です。